検査三昧

入院してからは検査三昧だった。

 

朝は体重測定・血液検査から始まり、もう一度造影CTを撮ったり

腎臓エコー撮ったり、心電図撮ったり。

 

基本オンコールなので、いつ呼ばれるかわからない。

ベッドでおとなしくスマホでネットサーフィンしていた。

もちろん、肺がんについて検索。

「肺がん ステージⅢ」とか「肺がん 胸が痛い」とか。

 

検索していたら「寛解しました!」と書かれていたが、

肺がんではなくて、悪性リンパ腫のブログだったりってことも。

悪性リンパ腫か・・なんだろう。

そう思い、検索すると生存率が高く、比較的予後の良いがんということがわかりました。

私、悪性リンパ腫だったらよかったのに。

 

 

それでも私は暇つぶしに1階ロビーへ行ったり、地下のコンビニへ行ったりしていた。

1階ロビーには癌の種類ごとにパンフレットが棚に並んでいた。

肝がん、胃がん、大腸がん、食堂がん・・肺がん。

 

私は肺がんのパンフレットを手に取り、読んでみた。

見慣れたステージ説明から治療法が書かれてて、やっぱり

抗がん剤放射線治療である事を確認した。

パンフレットは簡潔にまとまっておりとてもわかりやすかった。

しかし、その中にはとても苦しい気持ちまでは書かれていなかった。

不安や、治療の辛さ、痛さ、死に向かう恐怖はなかった。

まあ、書いても仕方のない事だし、そもそもこのパンフレットは病気と治療法を知って欲しくて書かれたものだ。

 

そして、悪性リンパ腫のもあったので、手に取ってみた。

ふむふむ・・これも抗がん剤放射線治療かいっ!!

しかも骨髄穿刺があるんだOrz

骨髄穿刺については何となく知ってた。

よくドキュメンタリーでドナーを探してて・・とかのあれでしょ?

すっごい痛いんだってね(笑)

 

そう思いながら、ベッドへ戻った。

夜は寝付けなくて、ビルが見える都会の病室でモゾモゾしていた。

看護師さんに相談したら睡眠導入剤をもらって寝たら、すぐ寝れた(笑)